バイク事故現場第一発見者となる

いしばし

2011年06月23日 06:42

先日の晩の7時過ぎのこと、

いつものように一人で工房でシーサーを作っていると、いきなり外で大きな音。

ガチャン、ガガガガガ
何事かと外に飛び出すと、工房の前の道にバイクが横倒しになってアスファルトの道を大きな音を立てて向こうにすべっている。
へええええ?人は

道に沿ったコンクリートで固められた深さ2.5mほどの川を覗き込むとヘルメットを付けた男の人が川の中で立ち上がった。
「大丈夫ですか」
「すみません、引き上げてもらえますか」
「大丈夫ですか、救急車を呼びますね」
「いや大丈夫です、救急車は呼ばないでください」
なんて、話しながら事故った人の差し出した手を掴んで、川の中から引っ張りあげている間にお隣近所の人たちも家から出てきた。

 
  ***状況から察すると走行中のバイクがガードレールにぶつかって運転手は飛ばされて川へ落ちた、かなりのダメージのはずだが、怪我もなくなんともないのかな?***


通りかかった車からも人が降りてきて、人だかりが出来た。
そして誰かが警察と救急車に連絡してくれた。

事故った本人は「大丈夫です」と、言いながら倒れたバイクを起こした。
そしてエンジンをかけようと何回かキックしたがなかなかかからず、、、、
そのうちに急にヘナヘナっと崩れ落ちるようにぐったりしてしまった。


その時、通りがかりで居合わせた人が事故った人を横にして、脈をはかりながら話かけてテキパキと身体のチェックを始めて、、、

そうこうしている間に警察と救急車が来た。
警察は事故った人にいくつか質問をした。

救急隊の人も本人と手当てをしてくれた人に状況を聞いて、それから救急車に乗せて行った。


警察「第一発見者はどなたですか
「はい、私です」
「ちょっと状況を聞かせてください」
「突然大きな音が聞こえて、僕が見たときはあの人は川の中で…いや、知らない人です。…」
   ・
   ・  
   ・
「では、ここに住所と氏名の記入をお願いします。何かあればご連絡しますのでご協力ください」

 

ご近所の方や居合わせた人にも質問して警察は帰って行った。

その間、約1時間ほど。

現場にいた人たちは興奮冷めやらずに今見たことをいろいろ話し、
近所の人は何事かと次々見に来て事故の様子を聞いたり、
後から携帯には
「あんたんちの所で何かあったのか?」と親戚から連絡が入ったり。

 



僕の妻はちょうどその時、日課のウォーキングに出ていた。
いつものコースをはずれて、高台にある平和台の住宅街の外れを歩いていたそうだ。

その時急に思いついて、「ここから自分の家はどんな感じで見えるのかな?」と、
人様の庭先から我が家の方向を見下ろしたそうだ。

 (我が家は位置的には那覇市宇栄原団地の裏にあたり、宇栄原団地と平和台団地にはさまれた窪地のような地形になっている。)

そしたら暗がりの中、自分の家の駐車場あたりと、家の前の道の辺に赤色灯が3つもクルクル回っていて、びっくりして僕の携帯に連絡をしたそうだ。
しかし、その時僕は工房に携帯を置いて外に出ていて、
しかも警察に事情聴取されていたので、携帯なんて頭の隅にもなくて、

妻は何度かけなおしても携帯に出ない僕に何かあったんだと思って、
平和台から走って走って走ってかけ戻ってきた。
妻が帰ってきたときには救急車は事故った人を乗せて病院に向かって行った後で、
ご近所の人たちと警察とまだ人だかりが残っている時だった。

妻は僕を見つけて、
「はあ、あんた、携帯取らないから、何かあったと思ったさ、心臓バクバクして走ってきたさ」
なんて一人で興奮して。。。




そんなこんなの出来事でした。

事故った人は大丈夫だったかな?

慣れたつもりの運転!気を緩めず、いつも安全運転を心がけよう。

無事の帰宅が一番のお土産、なんて言葉があったよな。


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